簡易精神療法(一般精神療法)とはうつ病の治療法の一種で、医師が患者と会話しながら進めます。
簡易精神療法(一般精神療法)は、
受容:医師が患者の不安感を受け入れ、
支持:不安定な気持ちを支え、
保証:病気に対する不安を打ち消す
という手順で進められます。
簡易精神療法は患者が主体的に解決策を見いだして行く治療法です。うつ病になった原因を患者自身が気づき、自分で問題を解決できるようにすることが目的です。
受容
「受容」とは精神療法の重要な基盤となる、医師と患者との信頼関係を築くスタートラインとも言えるプロセスです。
患者は心身両面の苦痛や自分の置かれている状況を訴え、医師がその気持ちをそのまま受け入れるところから簡易精神療法が始まります。
支持
信頼関係が構築できたら、次に現在の苦しみや悩みをどのように解決すべきかを患者自身が探ってゆきます。
患者は、家庭や職場で無理を重ねていないか、性格面のかたよりや生活習慣の問題点を見直し、自分自身の思考パターン・考え方のくせや、偏った行動パターンに気づくよう、医師が話を掘り下げます。
患者は自分の存在価値を否定したり自己嫌悪に陥ったりしがちなため、患者の不安定な気持ちを医師が支えながら問題解決のサポートをします。
保証
精神療法では患者の不安をやわらげ、安心して治療に臨ませることが重要です。
そのため、医師は病気の性質について患者に充分説明し、必ず治る病気であることを保証します。
精神療法に要する時間は人によってまちまちですが、5分であっても精神的な安定が得られれば精神療法の目的は充分に果たされています。
ただし、一度精神療法を受けたからといって、すぐにうつ病が回復するのではありません。また不安に襲われることがあるからです。
簡易精神療法(一般精神療法)は、患者が自分で不安をコントロールできるまで何度も繰り返し行ないます。期間や回数は患者によって異なるのです。